Jennifer
アプリケーション性能モニタリングツール
製品概要
ジェニファー(Jennifer)は、現在実行中のWebサービスの状況を監視、分析する機能により、 Webシステム障害、レスポンス低下、性能低下、サーバの 過負荷を直感的に判断し、問題解決に必要なSQLパラメータ、クラス、メソッド、プロ グラム、CPU使用率などの詳細な情報をトランザクション単位に提供するソリューションです。 障害発生を担当者へE-mailやショートメッセージサービスにて自動的に送信する機能を提供します。
- APM(Application Performance Management)の誕生背景
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アプリケーションサーバは様々な原因で障害が発生しやすい
- ●想定以上のユーザ数の増加により障害が発生
- ●アプリケーションの問題で障害が発生
- ●いろいろなサブシステムを組み合わせた統合システムで障害が発生、原因が特定できない
- ●データベース関連のプログラムエラーにより障害が発生
- ●予想できないエラーや障害が発生、解決策はアプリケーションの再起動
障害の原因が複雑化、多様化。リアルタイムに変化する
- Jennifer(ジェニファー)の優れた特徴
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問題や障害に対する既存の対処法
- 原因追跡や原因分析に時間が掛かり過ぎる。
- 経験による対策に頼っている。
- 関連データがないため、総合検討が難しい。
- 他に連動した問題が発生しやすい。
- 原因検出が難しい。
- データ管理者、ウェブ管理者、システム管理者、ネットワーク管理者は担当範囲でのみ原因追跡。
- ある問題の原因特定は、特定のログやプログラムの分析だけでの総合的な原因把握は難しい。
- 技術者を投与して進めても完全な解決ができず、また別の障害が発生する可能性が高い。
- 人件費などのコストがかさむ。
Jenniferなら
Webシステムのパフォーマンス分析
Webシステムに対するパフォーマンスをリアルタイムに分析することができます。
システムに対する安定性を確保することができます。
さらに、チューニングの必要程度を判断することができます。
システム拡張の基礎分析
ユーザ数やアクティブサービス数増加によるシステム拡張時、統計データを活用し今後のより正確な容量を算定することで、費用対効果を極大化することができます。
ボトルネックアプリケーションおよび障害監視
Webアプリケーションの監視機能により、障害発生原因を事前に発見し改善することで新規アプリケーションの品質を高めることができます。
- ジェニファーの製品ポジション
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開発時、コーディングのチェック、システムオープン前の性能テスト、システムオープン後の安定的なシステム運用のための性能モニタリングなど幅広いポジションをカバーします。
- A:開発支援、テストデザイン、ソース管理
- B:テストケース、単体テスト、機能テスト、ソースコードプロファイル
- C:結合テスト、性能テスト、負荷テスト
- D:性能モニタリング、障害原因診断、負荷分析、負荷制御機能
- E:ネットワーク/システムリソース運用管理
システム構成
- システム構成
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ジェニファーエージェント
モニタルング対象システムにインストールして、各性能情報をジェニファーサーバに転送。
ジェニファーサーバ
ジェニファーエージェントからのリアルタイムデータを収集記録し、そのデータを基に各システムをモニタリング。
ジェニファーコンソール
ジェニファーサーバからの情報をウェブブラウザで表示。
※ジェニファーライセンスは モニタリング対象システム、エージェントがインストールされたWASサーバが対象。
導入効果
APMソリューション導入によって、サービスダウンタイムの最小化、継続的な性能モニタリングに よる障害対応能力の確保、正確なキャパシティプランニングによるTCOの削減が可能になります。 また、システムリソース、ビジネスデータはビジュアルモニタリングが可能で、ITサービス全体の リアルタイム統合管制センターを構築することができます。 安定したシステム運用と即時意思決定の根拠になるため、対顧客サービスの満足度が向上します。- ROI(費用対効果)最大化
- 定量化されたデータ収集及び統計を根拠にシステム拡張時期と増設、チューニング作業によるROI最大化が可能。
- 対顧客サービス満足度向上
- ダウンタイムの最小化、障害対応能力の確保および自動負荷制御機能で信頼性の高いシステム運用・顧客満足度が向上。
- TCO最小化
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システム環境移行が容易で、将来システム拡張時に不要な投資費用を抑えることが可能。
さらに、システム障害、レスポンスタイム低下の問題判別、問題解決プロセスの効率化により調査、分析にかかる人的コストを抑えることが可能。
- 障害対応能力確保
- 継続的なシステムの性能モニタリングにより発生の可能性がある危険を予測し、未然に防止あるいは迅速に解決。
機能詳細
- リアルタイム総合性能モニタリング
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総合画面
- 直感的なリアルタイムモニタリング(どのサーバに問題があるか画面を見ただけで分かります。)
- 全体的な観点のみでなく、具体的な詳細データをワンクリックで表示できます。
- モニタリングする全データをWeb基盤で表示するので、ユーザはどこからでも見れます。
- 一つの画面でアクティブサービス数、CPU使用率、端末接続ユーザ数、平均応答時間などトータルにモニタリング状況を把握できます。
アクティブサービス詳細内容確認
- リアルタイム実行中 クラス/メソッドスタックトレース
- レスポンスタイム分布グラフ:X-View
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ジェニファーだけが提供する機能
- レスポンスタイムに対して直感的な分析を行います
- 視覚的な分布グラフでボトルネックを直感的に判断できます
- 分布種類別
レスポンスタイム別
CPU使用時間別
SQLクエリ実行時間別
トランザクション遂行時間別
詳細情報
- クラス/メソッドプロファイル
- 詳細SQLクエリ実行情報
- 経過時間
- CPU使用率
- エラー情報
- 障害診断/パフォーマンス低下原因分析
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障害把握及びアラート機能
- 41種類の障害タイプ把握
- 自動警報ウィンドウリアルタイムアラート
- Email又はSMS(ショートメッセージサービス)転送
- 日付別/時間帯別管理
- JDBC未解放追跡
- SQLクエリ実行エラー
- 未処理エラー/例外事項(Exception)
- JDBC重複割当追跡
サービスダンプ (Service Dump)
特定の障害発生時、障害分析のため、自動的に現在実行中のすべてのアプリケーションおよび状態情報をログに記録する。
- システムの過負荷時、自動負荷制御
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ピーク負荷制御機能 (PLC:Peak Load Control)
システムサービスリクエストが集中して負荷量が大きくなった場合、自動的に負荷量を制御 するピーク負荷制御(PLC)機能によりシステムのダウンを回避し、サービスの安定化を行う。 ジェニファーだけが提供するPLC機能は、アプリケーション別に優先順位を設定し、負荷量が 大きくても優先順位の高いサービスリクエストを実行させ、無停止システムを可能にします。 また、優先順位の低いサービスは過負荷状態メッセージを転送し、ユーザが安心してサービス を再処理できるようにします。ピーク負荷制御(PLC) サービスグループ化
ピーク負荷制御(PLC)機能はアプリケーション別にグループを登録し、3種類のグループごとにサービスの管理を行うことが可能。A ビジネス重要グループ カード決済、口座振込など必ずサービス提供を保障すべきグループ。 設定ピーク値を超過しても、最優先にサービスを維持 B 基本グループ デフォルトグループ C 性能低下グループ CPU過度占有、バックエンド応答低下による深刻な性能低下を起こしやすいグループ。 設定値以上に同時接続を行う時にPLCによって拒否
- アプリケーション/SQLクエリのソース
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JDBC状態 モニタリング
JDBC状態及び各アプリケーションの実行中SQLクエリの確認アプリケーション / SQLクエリチューニング
ジェニファーはアプリケーション及びSQLクエリチューニングのためにも利用可能。
- キャパシティプラニング/推移分析
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キャパシティプラニングのためのデータ
- 同時接続ユーザ数
- アクティブユーザ数
- 訪問者数
- 応答時間
- トランザクション処理量
- 待機時間(thinktime)
- CPU/メモリ 使用量
- アプリケーションのCPU使用率
キャパシティプラニングのためのデータ